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工事

Construction

管更生工事

3SICP工法とは

3SICP工法とは

3SICP工法とは、老朽化した下水道管きょを修繕・更生するための技術です。この工法は、下水道管きょの形状に合わせて製作したフェルト製ライニング材に熱硬化性樹脂を含浸させ、既設管内に反転または引込方式で挿入し、温水を循環させて硬化させるものです。以下は、3SICP工法の主要な特長と手順についての説明です。

特長

1. 耐久性と強度:

    • フェルトにグラスファイバーを加えたライニング材を使用することで、耐久性および強度が向上しています。

2. 一体化施工:

    • 取付管と本管を一体化して修繕することができます。これにより、浸入水の激しい箇所でも保温・断熱・防水効果を発揮します。

3. 多様な適用範囲:

    • 軽度から中軽度の浸入水箇所に適用可能で、管径が広範囲(100mmから2,100mm)に対応しています。

4. 施工の柔軟性:

    • 市街地などでの上部障害に影響を受けにくい反転機やタワー反転方式を採用しています。

5. 環境配慮:

    • 硬化時間を短縮し、省エネルギーでの施工が可能です。また、施工中の騒音や交通規制への影響も最小限に抑えられます。

施工手順

1.  準備工:

    • 既設マンホールの上部に仮設材でタワーを組み、水頭圧でライニング材を反転挿入させる準備を行います。
    • 障害物の除去やライニング材のセットアップを行います。

2. ライニング材の挿入:

    • ライニング材を既設管内に反転または引込方式で挿入します。浸入水の影響を受けにくいエアー圧を使用して挿入することも可能です。

3. 温水硬化:

    • 挿入後、ライニング材内に温水を循環させて硬化させます。この過程では、効率的にライニング材を硬化させるために温水とスチームを併用します。

4. 仕上げ:

    • 硬化後、管口を切断し、仕上げ材を使用してライニング材端部を整えます。これにより、耐久性と水密性を確保します。

3SICP工法は、老朽化した下水道管きょの修繕において、高い耐久性と環境への配慮を両立させた効果的な工法です。この技術により、長期的なインフラの維持管理が可能となります 。