下水道管路内面補強工事
下水道管路内面補修工事とは
下水道管路内面補強工事は、下水道間の内側を補強し、漏水を防ぐ工事です。下水道が埋設された道路には、電気・水道・ガスなども埋設され、開削による布設替えは容易ではありません。この問題を解決するのが、非開削のFRP内面補修工法です。既設管路内面のいろいろな損傷に対して、短い工期で効率的かつ経済的な管路の部分更生が実現出来ます。
下水道管路内面補修工事の手順
1. 準備作業
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- 工事車両が現場に到着し、必要な機材と人員を配置します。作業員は安全装備を着用し、現場の安全確認を行います。
2. 管内部の調査
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- 自走式TVカメラを使用して、既設管の内面を調査します。これにより、損傷箇所や補修が必要な部分を特定します。
- 図の中央にあるTVカメラが管内を進み、リアルタイムで映像を車両に送信します。
3. FRP内面補修工法の実施
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- 調査結果に基づき、損傷箇所にFRP(繊維強化プラスチック)を使用して補修を行います。
- 図の左側にある工事車両から、FRPの材料を管内に挿入し、補修作業を行います。
4. 補修完了の確認
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- 補修が完了したら、再度自走式TVカメラで補修箇所を確認し、補修が確実に行われたかどうかを確認します。
- 作業員がマンホールから管内の状況を確認し、安全性を確認します。
5. 作業終了と片付け
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- 全ての補修作業が完了した後、機材を撤収し、現場を清掃します。周辺環境を元の状態に戻し、作業終了となります。