マンホール鉄蓋維持修繕
パラボラ工法とは
パラボラ工法は、下水道管の内壁を再生するための特殊なライニング工法です。この工法では、既存の下水道管内に半月形のライナーを挿入し、管の内側に新しい構造を形成します。これにより、管の強度と耐久性を向上させ、長寿命化を図ります。
パラボラ工法の手順
1. 計画と設計
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- 下水道管の状態を詳細に調査し、パラボラ工法による補修計画を立てます。必要なライナーのサイズや材料を決定します。
2. 準備作業
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- 工事に必要な機材や材料を準備し、作業現場の安全対策を実施します。既存管内を清掃し、異物を取り除きます。
3. ライナーの挿入
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- 半月形のライナーを既存管内に挿入します。このライナーは管の内壁に沿って設置され、位置を固定します。
4. 固定と充填
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- ライナーを既存管の内壁に固定し、必要に応じてグラウトを充填してライナーを安定させます。これにより、ライナーと既存管の間に隙間ができないようにします。
5. 接続と補強
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- ライナーの端部を既存の下水道管と接続し、継ぎ目を補強します。必要に応じて追加の補強材を使用して、接続部の強度を確保します。
6. 検査と確認
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- ライニング作業が完了した後、新しい内壁の品質を検査し、漏れや欠陥がないことを確認します。
7. 作業終了と後片付け
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- 使用した機材や作業現場を清掃し、工事を終了します。周辺環境を元の状態に戻し、安全確認を行います。
技術ライセンス:パラボラ工法協会